久しぶりにブーツを買ってきました!
自分は主にRED WINGやCHIPPEWAを愛用してますが、今回はCHIPPEWAのモンキーブーツを購入してきました。ツートンカラーがお洒落でいい感じです(自画自賛)
いやーそれにしても、ブーツを買うとなんでテンションが上がるんですかねー。
ついついテンションが上がって
「ひゃっほー!うれしー!」
とすぐにでも履きたくなりますが、ここはグッと我慢して!
まずは履く前のお手入れ『開封の儀』をしたいと思います。予めこれをやるとやらないとではシワ感やエイジングに差がでるんですよね。
せっかく末長くブーツを履くんだったらナイスなエイジングを期待したいので、まずは保湿等のお手入れをしてあげましょー。
それでは『開封の儀』のスタートです!
早速いってみましょー!!
目次
その1 写真を撮る!
これは非常に大事なことです!
これから長い付き合いになる相棒なので、まずは生まれたままの姿の写真を撮っておくんです。さながら自分の子供の写真をアルバムに収めておくかの如く、バシバシ写真を撮りましょー!
まずは表側のショット!
ナイスです!
次はサイドポジション!
パシャっと。
うーん、いい感じです。
最後はバックショット!
ナイスヒール!(←?
と、ひとまずこれ位にしておきましょう。
この写真がある事によって履きこんで行った時の『味の出具合=エイジング』が確認出来たりするんですね。
ですので、まずは『写真を撮る』と言う儀式からスタートです!
その2 お手入れ道具!
なぜお手入れをするのか?
さて、ここからが本題です。
「買ってすぐなのにお手入れするの?」
と疑問に思うかもしれませんが、そうです。お手入れをするんです。
理由としては、購入した個体が『どの位の期間倉庫に眠っていたかが不明』だからです。
ひょっとしたら1か月かもしれませんし、ひょっとしたら1年かもしれません。
当然、在庫としての期間が長いほど革の油分は失われてますし、ホコリなども目詰まりしていたりしています。
油分が飛んでスカスカの可能性もありうるので、まずはお手入れしてケアしてあげるのが大事なんですねー。
必要な道具は?
次に最低限必要となる道具をご紹介しておきます。
まずはブラシ類。
左が『馬毛』で右が『豚毛』のブラシです。
主に馬毛でホコリを落として、豚毛でクリームを馴染ませます。
このブラシもこだわり始めるとキリが無いのですが「なにも持ってないよっ」て言う人はAmazonのシューケアセットから始めても良いかもしれません。かく言う自分もAmazonで購入したものを使ってますし。
当然、お金に余裕のある方はいきなり『良いブラシ』を購入するのもありですが、こだわり始めると『道具沼』にハマリますので要注意です(笑)
次!
保湿をするためのオイルです。
世間では『ラナパー』や『ミンクオイル』などが有名ですが、自分が愛用しているのは『マスタングペースト』と言う物になります。
この『マスタングペースト』は馬油100%のほぼ天然成分で出来ていて浸透力も良く、余分な成分が入ってないのでどの革製品にも安心して使えます。
前述の『ラナパー』『ミンクオイル』も悪くは無いと思うのですが、オススメは断然マスタングペーストです。
また、今回は最低限の物しか紹介してないのですが、これら以外にも『汚れ落としのリムーバー』や『拭き取り用のウエス』、スエードには『スプレー式のオイル』などを使う事があります。特にスエードはお手入れ後に防水スプレーをすると良いと言う話もあるので、必要に応じてアイテムをそろえましょー。
その3 お手入れする!
それでは実際にお手入れです。
※本来は紐は全て外してから行いますが、今回は撮影用にそのままにしてあります。ご容赦ください。
まずは馬毛ブラシで全体ブラッシングします。
表面の汚れやアッパーとソールの間に詰まったホコリなどを掃き出して綺麗にするのが目的です。これをやらずにそのままオイルを入れると、ホコリを溜め込んだままになってしまうので、しっかりブラシをかけて綺麗にしてあげましょー。
さて、このブーツですがご覧の通り作りがちょっと特殊で、通常のオイルドレザー部とスエード部に別れてます。
今回はこの濃い茶色の方『オイルドレザー』の部分に油分を補給していきたいと思います。スエード部分には専用のスプレー式などが使われますが、今回は手持ちが無かったので割愛しますね。
では早速。
オイルは基本的に指で直に塗り塗りします。
専用のブラシなんかを使っても良いんですが、指の方が体温で程よく溶けて塗りやすくなります。あまりベッタリと塗らずに、円を描くような動きで全体にうすーく馴染ませる位で浸透させていきます。この時、ステッチや金具などに塗らないように注意しながら塗り塗りしましょー。
それと基本的には問題ないと思いますが、まずは目立たないところで『シミにならないか』を試してから使った方が安心かもしれませんね。ここは自己責任で。
さて、しっかり保湿してあげたら次はオイルを馴染ませる『仕上げのブラッシング』です。
仕上げは豚毛のブラシを使って表面をブラッシングをしてあげます。
これをする事によってオイルがしっかりと馴染んだり、塗り過ぎた部分のオイルを除去する作用があるんです。ウエスなどがあれば余分なオイルはそれで拭き取っても良いのですが、ブラッシングをしてあげた方が『馴染み感』が良い様に思われます。
まとめ
と言う事で!
これにて『開封の儀』が終わってやっと履けるわけです。開封の儀なんて大袈裟に書いてますが、ざっくり言えば普段やってるお手入れを最初に施すだけなんですケドね。
最初にしっかりお手入れしてあげれば『乾燥などによる無駄なヒビ割れ』なんかも防げます。
買ったらすぐに履きたい気持ちも分かりますが、そこはグッと我慢して!しっかりお手入れしてあげましょー!