エンジニアブーツと言えば
『武骨でハードで格好良い!ケド重い!堅い!履き慣らすのが大変!』
と言うイメージが強くて、試す前から敬遠してる方も居るかもしれません。でも実はそんな悩みを解決するオススメのエンジニアブーツがあるのです!是非この機会に格好良いエンジニアブーツを気軽に履いちゃいましょ~!
目次
これがオススメのアイテム
じゃーん!
とそんな訳で、ショートなエンジニアブーツです。
「なんだよ、ショートかよ〜」と思うかもしれませんが、実はこのショートが超秀逸なんです。ショートエンジニアって、なんとなく世間では評価が低いような気がしますが、個人的には一番使いやすい超優良アイテムだと思っているので、今回はこの『ショートエンジニアブーツ』について共有してみたいと思います!
ショートエンジニアとは
そもそもショートと普通のエンジニアブーツ(以降ロング)はなにが違うのー?と言う点ですが、まずは愛用のCHIPPEWAの写真を交えて説明していきますね。
エンジニアブーツと言えば、パッと思いつくのがこの見た目です。紐の代わりにベルトがあってレザーでゴツくて…と言った造りですが、実はショートもロングもパーツの構成は基本的に全く同じなんです。唯一の違いはその名の通りシャフト(筒)の長さのみで、その違いによって『履きやすさ、履き心地』などの使い勝手が大きく変わってくるんです。
出典:RED WING公式HP
例えば一番有名な(と個人的に思ってる)エンジニアブーツ
『RED WING2268』
を例に確認をしていくと、基本のパーツ構成はショートと同じで、シャフトが長いだけなのが分かりますよね。
では次に、その『シャフトの長さ』について見てみると、この『2268』は11インチ=約28㎝程の長さを採用しているようです。他メーカーのロングを調べてみても概ね10インチ以上の物が多いので脛の中ほどまでをカバーする長さが『ロングの基本』になっているようです。
長靴だ〜なんて悪口を言う人も居ますが、ロールアップやブーツインをするとブーツの存在感が出て凄くカッコイイですよね。
続いてショートですが
同じくパーツの構成は一緒ですが、シャフトが短くてグッと全体が密集するのが特徴です。パッと見の印象も結構変わってますよね。
長さについてですが、ショートは概ね7~8インチ=18~19㎝程のものが多いようで、ロングとショートの長さを比べると7〜10㎝前後も違うんです。この『長さの差』がショートエンジニアのメリットを生み出してくれるんですね。
ショートのメリット
では早速ショートの良い点を見ていきましよ〜!
その1 歩きやすい
意外かもしれませんが実は結構歩けます。
ロングの場合、足首周りのホールド部分の他にも、そのシャフトの長さが原因で『脛とふくらはぎにもブーツが当たる=足の自由度が下がる』のでやや歩きにくさを感じます。しかしショートの場合は当然そんな事が無く、足回りの自由度が高いので結構気軽に歩けるんです。
もちろんアウトドア的なブーツと比べる事はできませんが、街中を歩き回るくらいなら全然問題なしです。(若干個人の感想が含まれますが(笑))
その2 実は蒸れにくい
これまた意外かもしれませんが、実は蒸れにくいんです。
スニーカーやレースアップのブーツなどは『足全体を締めあげてしっかりホールド』するので、靴内の空気の循環がしにくく蒸れることがあります。反面でショートエンジニアは足首回りだけでホールドする構造なので『靴の中で空気の流れ』が生まれて非常に蒸れにい作りになってます。
当然、前述のロングエンジニアも同様な作りですが、シャフトが長い分だけ空気の循環が悪くなるので、これはショートエンジニアの特権と言えるかもしれません。エンジニアブーツが蒸れにくいってちょっと意外ですよね〜。
余談なのですが、自分は真夏の炎天下でもストレスなくショートエンジニアを愛用しています。そう、真夏でも余裕でイケるのがショートエンジニアなんです!
その3 脱ぎ履きが簡単
次に最大のメリット『着脱のしやすさ』についてです。
ロングエンジニアで良く耳にするのが
「足落ちが悪くサイズ選びが難しい」
「履くときにビニール袋を使っている」
「脱ぐ時もブーツジャックが欲しい」
等の着脱に関する問題だったりします。
履くときには、
『つま先からシャフトに足を落として、足の甲と踵に気を付けながら靴本体に足を入れる』
⇧この『足を入れる時』にシャフトの長さが邪魔になって上手く足を落とせないと言う意見が多かったりします。また、脱ぐ時にも同様に『シャフト』に引っ掛かってしまって結構苦労します。これらはやはり『シャフトの長さ』に起因する問題なので、仕方がないと言えばそれまでなのですが、着脱が面倒だとそれだけで出番が減ってしまったりします…。
ところがショートエンジニアの場合はどうかと言うと、間口から足を入れてそのまま滑らせて履く事が出来るので、非常に簡単!ストレスフリーなんです。上記写真の通り、もともと履き口と本体間口部分の広さには大きく差は無いので、シャフトが邪魔をしなければあっさりと足がはいるんですね。
バイク等で使う場合の『脱げにくさ』はロングの方が安心ですが、街中等で使う『気軽さ』についてはショートの圧勝なので、ショートエンジニアは非常に使い勝手が良いかったりするんです。
ショートのデメリット
さて、ここまでショートの良い点を挙げてきましたが、続いてデメリットも説明していきたいと思います。
ショートエンジニアの唯一の欠点。それは『履きこなしのバリエーション』だったりします。
たとえば
恐らく1番オーソドックスな履き方の、こんな感じで履くとロングもショートも見た目は同じですが
「ベルトとかシャフトを見せたいんじゃ〜」
とロールアップをした場合
ちょっと動くとこんな感じになってしまうんですよね。軽〜く1ロール位なら問題ありませんが、ガッツリロールアップはやや苦手です。
また
ブーツインスタイルも様にならないですよねー。
こういった『履きこなし』はロングに軍配が上がるので、色々したい方にはショートはちょっと物足りないかもしれません。
まぁでも、ここら辺は着脱のしやすさとのトレード・オフと言った所でしょうか…。
まとめ
と言う事で、今回は大好きなショートエンジニアについてでした。
ロングもショートもそれぞれに魅力があってどちらも素敵なアイテムなんですが、気軽に履けて普段使いしやすいショートエンジニアはもっと評価されても良いんじゃないか!?と思ってます。もちろん、ロングもショートも両方持ってると尚更良かったりしますが…(エンジニアブーツ沼へようこそ(笑))
まだエンジニアブーツを持ってないよーという方や、ロングは持ってるんだけど…という方が、この記事を見て少しでも『ショート』に興味を持ってくれたら幸いです。みんなでショートエンジニアを流行らせましょ〜(笑)